蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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アクセシビリティを考えるためのワークショップ

Web Accessibility Advent Calendar 2014、24日目のエントリとして。去年のこの日にはポエムを書いていた。もう一年も経つのか、と驚きつつも、ちょうど一年前に何を思っていたのかを振り返ってみる。

具体的にはまだわからないけれど、何かしらのお手伝いができたらいいな。何かしら、未来にアプローチできること。さて、何ができるかな。ね。

そんなふうに思っていたことについて、何か少しでも前に進んだのかな? という問いは、現在進行形でイエスである。と、思っている、少なくとも私自身は。

ちょっと広げるためのワークショップ

アクセシビリティに関わる技術面の最前線を受け持つ係はできないけれど、私には何かをちょっと広げるための場を作ることができる。セミナーや勉強会だけではない、もうひとつ違う形の場。私はそこにアプローチしようと思って活動してきた。1年前のポエムで書いたとおりのことを目指して。

1年コツコツと考え続けてきた結果、アクセシビリティを考えたり、輪や関わりをちょっとだけ広げるためのワークショップ企画がいくつかできた。実施はまだできていないが、それらのアイディアから派生したワークは2015年3月に開催されるdeCAFEというワークショップイベントに盛り込まれることがすでに決まっている。

まずは作る側向けに

今のところ考えていて実施可能な状態にある企画は、まだ制作者かコンテンツホルダー向けのものだけである。段階的にいろいろな層向けにワークをしていきたいので、またこれから考えていこうと思っている。

すこし形を変えて広げてみたら?

それで劇的に何か変わるかといったら難しいところだけど、アプローチの方法はたくさんあった方がいい。やってみないとわからないのは、なんでも一緒。

今関心を持って活動している人のきっかけだって、ひとりひとり聞いてみたら、きっとみんな違うはず。ちなみにそういうことを掘り下げる会なんかもやってみたいので、機会を作りたい。

呼んでください & 一緒にやりましょう

内容を今詳しく書くことはできないが(書いちゃったらネタバレにもほどがあるでしょ?)、企画しているどのワークもコアになる内容があって、目的や参加者、人数などによってアレンジできる形のワーク。実際に実施する時には、都度状況に合わせてカスタマイズをすることになると思う。

自分主催でちょこちょこやっていくことも考えつつ、どなたか一緒にやる or うちでやってくれ的な会社さんとか団体さんがいらっしゃったら、是非お声がけください。声かけられなくても、こっちからかけたりしますけれども。ぜひぜひ一緒にやりましょう。

  • 「やろうよ」「やりますか」「やりましょう」って話になる
  • 目的とかニーズを軽くヒアリングさせてもらう
  • 簡単な実施計画書を元に、どうカスタマイズするかを具体的に打ち合わせる
  • 実際のワークを実施する

上記のような流れで進む感じになるだろうなと想定しています。

未来 is going on

昨年に比べたら、(自分が)やれることが増えた。また来年のこの時期、もうちょっと未来にいるはず。今日は1年前にとっての未来で、来年は今日にとっての未来。一足飛びに未来は来ないけど、この瞬間瞬間が未来だったりもするわけで、一歩踏み出せば未来は変わる。

明日にはどんな新技術が生まれているかもわからないし、自分はどんどん年老いていく。他人ごとと自分ごとはいつだって紙一重なので、誰かの今が自分の未来ってことだってある。その時、自分がデバイドのどちら側にいるのかなんて、誰にもわからない。

コンテンツが、テキストの数々が、アクセシブルなものであるから叶えられる素敵な未来がたぶんある。ほんの少しでもそちら側に近付きたい。そのために今できることをしたい。ウェブに関わる人みんながそう思えるようになるといいなぁ。


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