蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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HCD-Net サービスデザイン方法論4「リードユーザーインタビュー」

2013年度 HCD-Net 教育セミナー「サービスデザイン方法論(全6回)」、前回の「発想法」の時間から2ヶ月空いて、今回は2013年10月2日、早川誠二さんによる「リードユーザーインタビュー」。

久しぶりだったので、なんとなくふわふわとしたまま参加。

リードユーザーインタビュー講義の様子

そういえば、デプスインタビューって、仕事のための手法として自覚的に用いた記憶がないなと思った。あるにはあるが、あまり綿密に準備とかできていなかったように思う。

日常的に人と関わる場所に身を置いていると、知らず知らずとデプスインタビューのようなやり取りになっていることもある。というか、それに近しいやり方でしか、私は相手との距離感を測れないふしさえある。

厄介なもので、手法として利用してやるぞと思うと、聞きたいことが聞けているのか聞けていないのか急にわからなくなってしまったりする。しっかりとしたインタビューの骨子と、現場の空気感を取りこぼさない注意力が要求されるのがよくわかる。もっと自然にやれたらいいんだけどな。

発表の様子

最近ちょっとしたきっかけがあって、改めて「手法は手法でしかない」と気付き直すこととなった。ここまでサービスデザイン方法論シリーズで学んできたことも手法でしかなくて、それ以上でもそれ以下でもない。頭でちゃんとわかっているつもりでも、何度でも何度でも戒めのように刻みつける必要がある。

手法が使えたからって、なんだっていうんだ。それで何をするのかがすべてなんだ。

でも手法はいろいろ使えた方がいい。応用できた方が便利。そのぐらいの感じで、でもなぜその手法が、その考え方が、その理論が、大事だと思われているのかも忘れないようにすること。共感する思想を重んじること。時々違った視点から見つめ直してみること。

別に手法が自分の武器になるとは思っていない。視野を広げたり意図的に狭めたり、視点を定めたり散らばしたり、そういうことをするために学んでいるのだと思っている。だから本当はいっぱい失敗しないといけない。失敗させてもらうために、学びの場を利用している。

気付けば内容を一切書かないまま、ふわふわと終わってしまったが、内容が気になる方は他のブログでもりもり紹介されているので、そちらへどうぞ。


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