蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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HCD-Net サービスデザイン方法論1「エスノグラフィ」

2013年度 HCD-Net 教育セミナー「サービスデザイン方法論(全6回)」に参加している。ちょうど前半の3回が終了したところ。どの回も盛りだくさんかつ実践的に落とし込める内容で、いろんなことを新たに捉え直したり再発見したりしている。

ワークショップは 2013年5月18日、千葉工業大学の安藤昌也先生の「エスノグラフィ」の回からはじまった。

HCD-Net サービスデザイン方法論1「エスノグラフィ」の様子

この回で強く感じたのは、失敗させてもらえるありがたさである。業務で諸々を行なっていると、失敗しちゃいましたとは言えない場面の方が多い。その点に関しては学生さんのモラトリアムっぷりを羨ましく思うのだけれど、このワークショップでは堂々と失敗できるのだ。失敗していいのだ。

かつ、失敗した時の振り返りを先生に質問しながらできるという点がありがたい。普段のプロジェクトでも振り返りミーティングを行なっており、そのプラス効果を常に実感しているだけに、なおさらそのよさには感じ入るものがある。事後の考察にまで指導がいただける機会などというのは、わざわざ作らないと生まれないのだ。

そういう意味では、懇親会という時間の使い方が昔より上手くなってきたかなと思う。何をどう聞きたいかを決めて、知りたい答えが返ってくるような聞き方をする。当たり前にできそうでいて、それが意外と難しい。

エスノグラフィワークショップでのアウトプット

写真が撮れないシュチュエーションではスケッチを行う。ひとやむ画伯のスケッチは相変わらずのクオリティで、大変な物議を醸した。これがその全貌である。

エスノグラフィの中間成果物、写真のかわりのスケッチ

ちなみに1枚あたり10秒以内で描いている。いちばん早くて5秒くらい。10分かけてこのクオリティなわけではないということを、なんとなく、言っておきたい。


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