某ピクセルグリッド社の高津戸さんが『Webデザイナーのための jQuery入門』という本を出版された。そして遅ればせながら読んでみた。
この本の素晴らしい点やオススメできる理由はたくさんあるのだが、改めてここで挙げていくよりも、次の2エントリを参照いただいた方が簡潔に理解できると思う。
- 「Webデザイナーのための jQuery入門」という本を書きました - Takazudo hamalog
- ずど本(Webデザイナーのための jQuery入門)をオススメする、いくつかの理由 | Mattari_panda hamalog
以下は、ノンプログラマーである自分が読んでみての簡単な感想。
とにかく何がわからなかったかがわかった
読みはじめてすぐに、高津戸さん独特の文体が高津戸さんの語り口そのもののように頭の中に入ってくる。喫茶店でおしゃべりしながらレクチャーされているような感じで、自然と脳内で相槌を打ったりしてしまう。
その中で「あー、なんだ! そんな単純なことだったの?」みたいなポイントがいくつか出てくる。(本当はきっと単純ではないのかもしれないが、本書で目指す理解度という意味では間違ってない線だと思っている)
わからないことについて(今の理解度なりに)腑に落ちた
ふむふむと読み進めるうち、自分にとって今までずっと腑に落ちなかった存在が function と this であることがハッキリした。身の回りのJS職人たちにそれを伝えてみると、「あーなるほどねなるほどね」との反応。
自分自身は何がなるほどなのかわかっていないが、JS職人たちに言わせると「それがわかってくると、壁をひとつ越えられるかも」とのことだった。(越えた後はきっと、さらに明確に越えるべき壁が見えてくるのだろう)
今まであったことすら気付かなかった壁をするっと越えられる(かもしれない)
人によって理解度とかハマるポイントは違っても、自分でも何がわからないかがわからない状態の人は思いのほか多いと思う。実際私もそうだった。
自分では見えない壁の向こうから、手をつないでよいしょっと引き上げてくれる。振り返ってはじめて、自分が壁を越えたことを知る。ノンプラグラマー・Webデザイナーな人にとっては、そんな存在の一冊になると思う。
JSやプログラム全般に対する苦手意識のある人ほど読んでみることをおすすめする。