普段あまり使うことはない機能ではないかもしれないが、iPhoneのアクセシビリティ機能について紹介しておきたい。
携帯電話などと違って、タッチパネルは触って知覚できる物理的なボタンやスイッチがほとんどない。実は、アクセシビリティ機能をオンにすることで、そのデメリットをカバーすることができる。「見えない・見えにくい人にもiPhoneやiPadは使えるの? Ust」の中でデモをご覧になった方は、実際にどのように使われているかなんとなくお分かりかと思う。
アクセシビリティ機能の設定方法
アクセシビリティ機能をオンにする
iPhone設定の「一般」から「アクセシビリティ機能」を選ぶ。
そこから各メニューのオン/オフを選択する。VoiceOverをオンにする時は、通常モードへの切替もスムーズにできるよう、一番下の「ホームをトリプルクリック」もオンにすることをおすすめする。
「黒地に白」メニュー
「黒地に白」メニューを選択すると、背景とテキストが強制的に白黒反転される。
弱視の方などはこのモードで利用する方が楽に閲覧ができる場合が多いようだ。
反転してみて思うことは、テキストシャドウの具合がきつすぎると、文字がにじんで見づらい場合もあるということ。最近はシャドウを多用するデザインがよく見られるが、反転時の視認性の担保についても頭に置きながらデザインするといいかもしれない。
一度は試してみてほしい
お仕事として制作に携わっている人は、一度試してみるのがいいと思う。自分の作ったサイトやアプリを読ませてみるだけでも違うと思う。
耳で聞くだけでは意味不明すぎることにビックリするかもしれないし、ラベルや説明テキストを見直すきっかけになるかもしれない。とにかく何か気付くことがあるはず。
おすすめのブログ
@debugon さんの「デブlOg」というブログによいエントリがたくさんあるので、そちらも要チェック。