蠍は留守です考

蠍の輪郭を見つめてふける思惟の痕跡

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NHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 に浅川智恵子さんが出演

2010年1月12日放送のNHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』 浅川智恵子さんの回を視聴した。

(プロフェッショナルとは)
「不可能と思える課題であっても、それに挑戦して努力を続けられる人。そして、その結果として、その自分のそれぞれの技術エリア、技術レベルを一歩も二歩も前進させて、次の世代に引き継いでいくことができる人。」

浅川智恵子さんは日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所のIBMフェローであり、Webに限らずアクセシビリティを勉強している人々にとっては著名な方。アクセシビリティのことを知らない方でも、フェローという役職から功績の大きさは理解してもらえると思う。

私自身はIBM TRLが主催する「アクセシビリティ・フォーラム2009 〜10年目のWebアクセシビリティー 次の10年に向けて、今考えること〜」に参加した際にはじめて浅川さんの講演を聞いた。

その浅川さんが出演する回ということで楽しみに視聴したが、いろいろ考えさせられた。技術的な内容は全く出てこないとはいえ、新しい取り組みやプロジェクトに対する浅川さんの姿勢を垣間見るだけでも十分価値ある番組だった。可愛らしい人柄の方だと思う。

番組の中で、ささやきUIもちらっと出てきた。検証に使うサイトが必ず楽天であることも興味深い。制作現場にいる人とそうでない人とでは、楽天で検証をする意味の捉え方なんかも違うのだろうなぁと思ったり思わなかったり。

あと、ささやきUIを見ていて、アクセシビリティ・フォーラム2009の時に出た「アクセントや声の質、雰囲気などを盛り込むということはできないのだろうか?」という話を思い出した。そういう技術が伸びていった先には、見たこともない世界が広がっているのだろう。

「わくわく」を基準に仕事ができるって、とてもうらやましい。私も何かわくわくが実現できたらいい。

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